出版社内容情報
イギリスで多くの生徒が入学を望むパブリック・スクール。その人気は今や海をも渡り、2014年に37校だった海外キャンパスは2024年には100校以上に。日本でもすでに3つの分校が開学している。時に年1000万円を超える高額な学費にもかかわらず、なぜパブリック・スクールはこんなにも熱望されるのか。その秘密を長年イギリスの学校教育を研究してきた著者が、『ハリー・ポッター』をはじめ7つの映画作品を切り口に探る。
内容説明
イギリスで多くの生徒が入学を望むパブリック・スクール。中でも「ザ・ナイン」と呼ばれる9校は、オックスフォード大学やケンブリッジ大学をはじめとする名門大学に、毎年多くの生徒を送り出している。人気は今や海をも渡り、世界各地でパブリック・スクールの分校が開学。2014年に37校だった海外キャンパスは2024年には100校以上にまで増え、日本でもすでに3つの分校が開学している。高額な学費にもかかわらず、なぜパブリック・スクールはこんなにも世界から熱望されるのか。その秘密を、長年イギリスの学校教育を研究してきた著者が、7つの映画作品を切り口として多角的に探っていく。
目次
第1章 パブリック・スクールと学校生活 「ハリー・ポッター」シリーズに学ぶ寄宿学校の暮らし
第2章 パブリック・スクールと古典 『いまを生きる』に学ぶ生徒の育て方
第3章 パブリック・スクールとマスター 『チップス先生さようなら』に学ぶ理想の教師像
第4章 パブリック・スクールとジェントルマン 『キングスマン』に学ぶノブリス・オブリージュの精神
第5章 パブリック・スクールと公立学校 『ヒストリーボーイズ』に学ぶイギリスの教育制度
第6章 パブリック・スクールとプリーフェクト制度 『if もしも…』に学ぶ歪んだ子弟関係の歴史
第7章 パブリック・スクールとパストラル・ケア 『アナザー・カントリー』に学ぶ負の歴史
著者等紹介
秦由美子[ハダユミコ]
教育学者。大阪市生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。アメリカ大使館に勤務後、オックスフォード大学で修士号、東京大学で博士号(教育学)を取得。オックスフォード大学助手、大阪大学准教授、広島大学教授、同志社女子大学教授を経て、現職はビューティ&ウェルネス専門職大学教授。専門はイギリスの高等教育研究。現在は、イギリスの大学における女性リーダーやオックスフォード大学の39あるカレッジの比較研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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田中峰和
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