内容説明
加瀬啓介、一流ホテルの二代目経営者で、希代のプレイボーイ。頼まれた車の陸送を軽い気持ちで引受けたのも、行きずりの恋を楽しもうという下心からだった。鹿児島から北海道稚内への3000キロ、第一日目にして妖艶な女性と出会うが、それは恐怖の道中劇の幕開けだった。そして殺人――果たしてフィアット124スポルト・クーペは目的地に辿り着けるか。推理界の泰斗が初挑戦するドライブ・ミステリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
1
電子書籍を購入。これまた笹沢さんの古い作品。1970年初版やて。鹿児島でデパートを経営する義父から「北海道の友人との賭けに負けたので、約束通り、この外国製のスポーツ車を稚内まで届けて欲しい」と依頼をうけた啓介。3000キロを陸送させようとする時点で胡散クサ過ぎw案の上、その道中で女好きの啓介の元に、都合良くいろんな女が寄ってきて、オイシい目&アブナい目に何度も遭いながら何とか北海道へ辿り着くんやけど…。この小説、濡れ場のシーンを全部省いたら、ページ数が3分の2ぐらいに減りそうww2013/03/31