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内容説明
「自分嫌い」こそ
不幸の最大の原因。
心のゆがみを直す
8の処方せん
「自分を好きになれない」と悩む人は多い。こうした自己否定の感情は、なぜ生まれてしまうのか。
その原因は幼少期の育ち方にあると精神科医である著者は指摘する。
親から気まぐれに叱られたり、理不尽にキレられたりすると、子どもは「自分は尊重され
るに値しない」と思い込むようになる。その結果、自信を持てず、人間関係にも苦しみやすい。
では、この悪循環から抜け出すにはどうすればよいのか。
本書では、自分を傷つけた親への怒りを認め、心のもやもやを解消するための具体的な方法を解説。自信を持って生きられるヒントが詰まった一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BluesGilimeno
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自分嫌いこそ不幸の原因であり、それは絶対的な神として子どもに接する親の影響が大きい、との説明に納得する。「自分を客観視する自分」は「自分を見る親」の見方と同じような視点を持つことになる。親に「ロゴス」がなく、人間として当然期待されること(子どもを、そして人を愛することなど)が実行できない場合、子どもは親から愛されていないと感じる。子どもは、それは自分がダメな人間であり、嫌われて当然の人間だからだと考え、自分を嫌いになってしまう。自分の本当の心の声を聞くことで、そんな間違った自分の見方を直すことができる。2025/06/03