それ、フェミニズムに聞いてみない?――日々のもやもやを一緒に考えるフェミニスト・ガイド

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それ、フェミニズムに聞いてみない?――日々のもやもやを一緒に考えるフェミニスト・ガイド

  • ISBN:9784750357744

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内容説明

現代の女性が直面する日常生活の疑問や課題をフェミニストの視点から掘り下げる、現代版フェミニズム案内書。恋愛や仕事、テクノロジーやメディアの性差別など、幅広いテーマを取り上げ、ベル・フックスからボーヴォワールまで、さまざまなフェミニストの考えを解説。時代とともに変化するフェミニズムの姿を通じて、自分の立場と考え方を見つめなおすための一助となる一冊。

目次

はじめに
第1章 政治と権力
・フェミニストって誰のこと?
・男性と同じ権利なんて、もうすでに持っているんじゃない?
・どうして選挙に行かなきゃだめなの? 私の生活は変わらないけどなあ。
・どうして見知らぬ男たちが私を「かわいこちゃん」とか「ハニー」と呼ぶんだろう?
・女性は男性よりも思いやりがあるって、なんで言っちゃだめなの?
・フェミニズムは白人女性だけのもの?
・どうしてフェミニズムはまだ平等を勝ち取っていないの?
第2章 恋愛と人間関係
・最近デートしてる人がなんでも奢ってくれようとするんだよね。これでいいのかな?
・自分を客体化することなく、マッチングアプリを使うってできるかな?
・ワンナイトして悪いの?
・イったふりをしてるってなんでパートナーに言えないんだろう?
・私は幸せで成功もしてる。パートナーっていなきゃだめなの?
・私のボーイフレンドもフェミニストになれるかな?
・ボーイフレンドにプロポーズしたいんだけど、どう思う?
第3章 結婚と家庭生活
・おとぎ話のような結婚式、おとぎ話のような結婚?
・結婚後、パートナーの姓を名乗るべき?
・夫も私も働いている。それなのに、なぜ私が家事をしなければならないの?
・私は子どもがほしいのだろうか?
・普通の家族ってなんだ?
・誰が育児休暇を取るべきなんだろう?
・娘は「プリンセス」と呼ばれたがっている。私はどこで間違ったのだろう?
第4章 仕事と賃金
・主婦になりたいんだけど、だめですか?
・なぜ私は彼より安い給料で働いているんだろう?
・ボスになるには私は優しすぎる?
・私が給料の交渉をしていたとき、上司は「こんなに数字の話をしたら君はくらくらするかもしれないけれど」と言った。どういう意味だろう?
・上司が仕事ではハイヒールを履けって言ってくる。これって合法?
・出世のためには男性の同僚と飲みに行かなきゃだめなの?
・女性は裸でなければメトロポリタン美術館に入れないのか?
第5章 メディアにおける女性
・オンラインで意見を交わす勇気はある?
・なぜ私は女性セレブの容姿にこだわるのか?
・思っていたほどストレートじゃないかも……
・なぜ新しい服を買うのをやめられないんだろう?
・映画界の女性たちはどこにいる?
・どうして女性誌が必要なんだろう?
・テクノロジーは性差別的なのか?
第6章 私の身体は私のもの
・どうしていつも太っているような気がするんだろう?
・もし男性が子どもを産めたら何もかも変わるのかな?
・つるつるじゃなきゃだめなの?
・もし私が妊娠したら、妊娠を続けるかどうかって決められるの?
・どうして道を歩くのが怖いんだろう?
訳者あとがき
参考文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゅんさん

37
フェミニズムの入門書ではあるが情報量がかなり多いので読むのに時間がかかった。でも、新しい知識や自分が意識すらしたことがなかった性差別やハラスメント、これらを知ることができて本当によかった。類書を読んでもっと勉強したい。2025/01/16

meg

23
フェミニズムについて知ることのできる入門書。考えることの大切さ、身に染みる。すばらしい本。どの項から読んでもいつも発見がある。2024/12/05

katoyann

17
日常に潜む、分かりにくい性差別やハラスメントをフェミニズム理論から解き明かした、フェミニズムの入門書。男性から「かわいい」と言われることが性的客体化を認めてしまう罠になっているということや「優しい」と評価されるときにリーダシップを取る女性のイメージが矮小化されてしまうことなど、日常的なコミュニケーションにジェンダーの権力が埋め込まれていることを暴露する。「つるつるの肌」を求めることも、ポルノ産業が由来となっているばかりでなく、男性性の固定観念をかえって強化することになるとする。読みやすい。2024/08/14

はるき

13
 素朴な疑問に答える形で女性を取り巻く諸問題を語り尽くす。情報量多めですが、一読の価値ありです。今ある(と、信じている)権利は当たり前ではない。まだまだ未開の地に立たされている意識を強く持ちたいと思います。2024/09/13

ドラマチックガス

12
フェミニズム、フェミニストの入門書。女性の抱くふとした疑問に、これまでにフェミニストたちがしてきた議論で答えていく。フェミニズムが生活に密着した生きた学問であることがわかる。と同時に、主要なフェミニストの主張も理解できる。おそらく男性である僕自身も、本当の意味で「日々のもやもや」を理解できてはいないと思う。男性版『それ、フェミニズムに聞いてみない?』も是非。まぁ読むべき男性は、読まないのだろうけれど。訳者あとがきが秀逸だと思う。フェミニズムがいかに女性の味方であるかがわかる。類書がたくさんでてほしい。2024/07/30

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