内容説明
「何しに来たんだ、俺は?」伝説の大金持と言われている坂西家へ泥棒に入った淳一だったが、その夜はツイてなかった。一家四人が心中していたのだ。姿を見られつつも淳一は、まだかすかに息をしている学生服姿の少女を助けた。坂西家が気になり、搬送先の病院へ行った淳一は少女と再会してしまう。「私、あいつをこらしめてやる!」思いがけない言葉に秘められた大金持一家の秘密とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sora
26
泥棒と刑事夫婦コンビの軽快な話です。シリーズ物なので、まるで昔の「水戸黄門」のような安心感で気軽に読めました。 カーバーをかけないで読んでいたら、学生の視線が気になること気になること。私の顔と表紙を見比べていたようです。(その気持ちわかるけど・・・)2014/02/26
coco夏ko10角
16
夫は泥棒、妻は刑事シリーズ第15弾。長編4冊目。風呂敷を広げすぎというか、今までで一番色んなことが解決しない話だった。このシリーズの長編は結構面白いのが多かったので残念。いつも非道い扱いをうけることが多い道田くんだけど、真弓の本音が出たのがよかった。2014/01/12
ハゲおやじ
11
短編集では無い。安定の ”ザ・エンタメ” で 細かい事を考えずに どっぷりと この世界に入れるか?否か?で評価は分かれる。私は 好きだ。今回は 宗教と政治家の関係に 翻弄される姉妹が 核か… って このスピード感は 嫌な事を忘れさせてくれる。「そんな馬鹿な」の連続であり「現実では もっとドロドロするだろう」なんだけど 純一・真弓と道田のキャラでサラッと進むね。そうそう、道田に春か?と期待したけどなぁ…。まだまだ続いているらしいので 次も読もうっと。2025/04/06
すあま
8
全てが解決というわけではないため、後味が悪い感じはします。が、最後のあのセリフで少し和らいだように思います。2014/02/09
水ホ
4
表紙が特にかわいい。やっぱり淳一はルパンだな、と改めて感じる巻2014/02/14